ショウカソンジュク通信~キャリアコンサルタントと大学院生が語る就活論~

幕末の志士を多く生み出した「松下村塾」。時代の大きな転換期である現代においても志を持った「志士」を増やしたい。そんな想いから。【更新予定】塾長)不定期 塾生代表)火+です。

【ショウカソンジュク通信】第十壱回:knowing-doing GAP

塾生の皆様

 

お疲れ様です。

塾長のフルカワです。


最近、投稿ができておらず申し訳ございません、、。

仕事が繁忙期、、という言い訳をしようと思いましたが、

私より忙しく、かつブログをしっかり更新している

ビジネスパーソンはあまたいると思うので、

引き続きコミットメントしていきます。


さて、今日のテーマは「knowing-doing GAP」

 

「知ること」と実際に「やること」には大きな隔たりがある、

ということですね。

 

ある意味当たり前なことを言ってるのですが、

ビジネスパーソンの中でも、

「知ったかぶりの罠」に陥ってしまっている人は多いのでは、、、

と思ってます。

 

私が勤めている会社は、

組織変革コンサルティングファームということもあり、

社員は日々、心理学・行動経済学等のフレームを

knowing=インプットしています。

 

有名なフレームでいうと「影響力の5源泉」。

このフレームは社会心理学者のロバートチャルディーニが

唱えたものを弊社が再編集したものです。

要は、人は、専門性(すごい)、魅了性(すてきな)、

返報性(ありがたく)、一貫性(ぶれない)、厳格性(こわい)人に

影響を受けるという考え方で、

弊社社員ならほぼ全員が知っているものです。

ただknowing(知っている)だけでは意味がなく、

このフレームをdoing(実践)できるかが重要です。

例えば、魅了性を更に分解すると

①身体的魅力

(顔が整っている、スタイルが良い、服装のセンスがある人に影響を受けやすい)

②態度の類似性

(自分と同じ趣味を持っている、同じ考え方をしている人に影響を受けやすい)

③相手からのポジティブな評価

(自身のことをポジティブに評価してくれる人に影響を受けやすい)

④空間的近接

(学校のクラスのように、シンプルに接触回数が多い人に影響を受けやすい)

の4つに分けられますが、

doing(実践)するには、これにそれぞれに具体的・定量的な

アクションプランを考えます。

 

①身体的魅力

・毎朝鏡の前で笑顔の練習を1分する

・週3回筋トレ(腕たて、腹筋)を15回ずつ行う

②態度の類似性

・顧客先の人事担当を事前に調べ、趣味等で共通の接点がないかを探す

③相手からのポジティブな評価

・どれだけ考え方が異なったり、納得感のないことを言われても

 「確かにその一面もありますね」「その考え方には至りませんでした」

 というコミュニケーションを挟む

④空間的近接

・些細なことでも、顧客先へ足を運ぶ

・仕事以外(ご飯や飲み)の場でコミュニケーションをとる

 

ここまでやって初めてknowingした意味があると思いますし、

自ら実践してみたことで、

より深い部分でknowingできるのではないでしょうか?

是非、みなさんもknowingする時は、doing(アクションプラン)まで

セットで考えれるようになると良いですね!