ショウカソンジュク通信~キャリアコンサルタントと大学院生が語る就活論~

幕末の志士を多く生み出した「松下村塾」。時代の大きな転換期である現代においても志を持った「志士」を増やしたい。そんな想いから。【更新予定】塾長)不定期 塾生代表)火+です。

【塾生通信】第三回:忘れないうちに振り返る最終面接体験記「覇王色の覇気vs志」

こんにちは。

塾生代表のエンドウです。

 

第三回の今回は、

タイトルのまんまなのですが、

まもなく2か月となり記憶が薄れてきたので、

忘れないうちに私が内定をいただいたベンチャー企業での

最終面接体験記を書き残したいと思います。

 

「覇王色の覇気vs志」

ということで、

某海賊漫画に出てくる、

本題からそれるので詳しくは書きませんが、

相手をビリビリとさせるまたは気絶させる一種の威圧・オーラである

覇王色の覇気を使う社長さんと、

「志」という武器のみを持った私による最終面接の様子を、

「最終面接はこう臨め」的なノウハウ論ではなく、

その時の空気感が伝わるようなエモーショナルな感じで、

バババっと書いていく予定です。

 

どうぞお付き合いください。

 

最終面接体験記------------------------------------------------------------------------------------------

 

― 時は遡って西暦2018年11月30日、

       午後8時を迎えようとしていた南青山にて

 

最終面接の直前、

社長さんの足音が聞こえるその時まで、

それまでに言語化してきた自分の志をもう一度見返し、

これからのキャリア・人生をこんな風に創っていきたい、

と想像を膨らませていました。

 

「この会社で働きたい!」

という「意思決定」を自分の言葉で伝える準備をする中で、

今までに体験したことのない高揚感に包まれていた記憶があります。

それは優しくもあり激しくもある、そんな感覚でした。

 

コンコン、ガチャ

 

ドアが開き一気に緊張感をまとった空気が流れ込んできました。

ドクンッとギアセカンドの如く高鳴る鼓動、

 

そして、社長さんの登場。

 

あいさつ代わりの覇王色の覇気。

 

「よろしくお願いしますっ!」

と言えたのかどうか今では定かではありません。

 

とはいえ私には、

志の実現のため「その会社で働きたい!」という強い意志がありました。

そのおかげか、気を失うことはなく面接に入っていくわけです。

 

こうして緊張感に包まれる部屋の中で、最終面接が始まりました。

 

 

 

まずは私の経歴を聞かれ、

どうしてこの会社を志望するに至ったのかを聞かれ、

やりたいことは何なのかを聞かれ、

その実現のためには8年後にどうなっていたいかを聞かれ、ました。

(8年という微妙な数字なのは、経歴の中でサッカーの話をし、次の次のワールドカップアメリカ・カナダ・メキシコワールドカップだという話をしたからです。笑)

  

話し出したら自然と緊張感は消え、

もうひたすらにそれまでに言語化してきた想いをぶつけていきました。

投げられるものは全部投げた気がします。

 

最初はあまり響いていないっぽくて、

息が苦しくなっていく感覚があったのですが、

一瞬、社長さんに伝わったな、っていう言葉、瞬間を感じることができて、

そこからはもうノリノリのノリに、ランナーズハイになってましたので

あまり記憶がありません、、、笑

 

1つされた質問だけ覚えています。

「最終的には起業したいの?」

これです。

これに対して、

「志の実現のために必要と判断すればします。その時できるようにスキルは身に着けていたいと考えています。」

と答えました。

このシーンは鮮明に覚えています。

 

そして気が付いたら、質問タイム。

社長さんに「これからの会社のビジョン」を聞きました。

これに対し、中長期的なビジョンとその実現のための短期的ビジョンに加え、その中で新卒の学生に担って欲しい役割、を話してくださいました。

また、「どうしてこの会社を設立したか、それにいたるまでのストーリー」を聞きました。これに対しても真摯にストーリーを語ってくださいました。

 

「会社のビジョン」を聞いたのは、

「会社のビジョン」が知りたかったからではありません。

そういった話は人事や役員の方から伺っていました。

聞いた理由はシンプルに「社長さんが楽しそうにビジョンを語るか」をみたかったからです。

次の行き先に対して乗り気ではない船長の船にあなたは乗りたいですか?

それよりも「俺は海賊王になる!」という志の実現のため、

ワクワクしながら次の目的地を目指す船長の船に乗りたくないですか?

少なくとも私はそう思っています。

 

次に「会社設立までのストーリー」を聞いたのは、

あるものがそこにあるまでのストーリーというものに純粋に興味があるからです。そしてこうしたストーリーの共有は同じ船に乗るメンバーとして重要なものだと考えています。

またまた某海賊漫画の話になりますが、よくクルーの過去を描くエピソードがありますよね。みなそれぞれに深みのあるストーリーを持っています。そしてそれを共有する中でメンバーとしての絆が深まっていっているような気がします。

 

気を取り直して面接会場。

質問の後で軽く話をし、

その場で、忘れもしません、

「今日は最終面接ってことで結果を、この場で言うんだけど、、、 内定。

 考え方良いよ、うん、君は成功するよ。だから合格、だから内定。」

とのお言葉をいただき握手するに至りました。

 

あんな手をした人になりたい、そう思いました。

 

 

面接後に上野で飲んだビールが、それはそれはうまかった。

 

おわり------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

以上が私の最終面接体験記です。

エモーショナルな感じだけだとちょっとブログの趣旨と合わないので、

された質問した質問、どうしてその質問か、なども書かせていただきました。

 

参考になるかはわかりませんが、

何か熱さを感じていただければ幸いです。

 

では今回はこの辺で。

 

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塾生代表:エンドウ

とあるベンチャー企業に内定をいただき2018年11月に就活を終えた北海道在住の20卒大学院生。塾長である古川氏の熱い想いに共鳴し、「熱狂する自立的キャリア選択」を世の学生に説きたくなってしまった結果ブログを書くことに。ただいま自己紹介考え中。

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