ショウカソンジュク通信~キャリアコンサルタントと大学院生が語る就活論~

幕末の志士を多く生み出した「松下村塾」。時代の大きな転換期である現代においても志を持った「志士」を増やしたい。そんな想いから。【更新予定】塾長)不定期 塾生代表)火+です。

【塾生通信】第六回:元Google人事が語る日本の学生に足りないもの

こんにちは。

 

しばらく更新が滞っていました。

2月ですね、気を引き締めてまた更新していきたいと思います。

 

さきほど、

「日本のエリート学生に足りない3つのもの」

というタイトルで

Google人事のピョートル・フェリクス・グジバチさん

をインタビューした記事を読みました。

 

世界基準の人材・組織を知り尽くした専門家として

「日本の学生と世界の学生の違い」について聞いたものです。

 

一番に語られていたのは、

日本の学生は「自己認識」が足りない

ということ。

 

つまり、

自分が何をやりたくて、何をやりたくないのか、

自分にとって大切な価値観は何か、

こういったことをはっきりと認識できていない学生が多い、ということだそうです。

 

世界的に見て多いかどうかは置いておいて、

自己認識の低さは感じます。

この自己認識をしっかりもつことが、

我々が伝えたい「熱狂」につながる気がしています。

だって、やりたいことや楽しいことに取り組んでいるときのほうが没頭できますよね?

 

 しかし、

「あなたがやりたいことは何ですか?」

という問いに対して「わかりません」

と答える人が多いのは実感として感じているものです。

 

この問いに明確に答えを持つ状態が

「熱狂するキャリア」のスタート地点と言えそうです。

 

ちなみに、

ピョートルさんによれば、

原因として日本の教育における

「学習についての学習」の欠落があげられるそうです。

 

つまり、

どんな仕事につきどのように生きていきたいのか、

そしてそのためにはどういう手段をとればよいのか、

こういったことを深く考える教育ではない、ということです。

 

なんのために学習するのか。

何をしたら自分にとって必要な知識を学べるのか。

何をしたら自分が成長できるのか。

こうしたことを考えたうえで、

世の中に対してより高い価値を生み出し、

同時に自分の価値を高めていく、

そのためにどうすればよいかを考え

仕事を選ぶべきだと語られています。

 

教育に問題の一端があるとなると日本の学生に「自己認識」を高めてもらうのは簡単なことではないように思われます。

 

しかし、自分のキャリアを考えていくうえで、

Whyの深掘りをするクセ付けをしておくのは非常に重要だと考えています。

 

その深掘りの過程で、自分にとって何が大事なのか、

そういった価値観が言語化されていくのではないかと考えています。

 

40-50年は働くことになるわけですから、

自分の大事にする価値観に基づいて働きたいですよね。

 

また、日本の学生に足りないものとして、

〇語学力

〇コミュニケーション能力

 ー相手の意見を引き出す質問力のなさ

〇情報収集力

 ー世界のトレンドとその中で有利なスキルを把握する力

 

また、ほかの人と意見を闘わせながら自分の意見を整理していく

ディスカッションの過程が足りないことも指摘されています。

 

全て耳が痛いなあと思います。

 

グローバルな舞台で活躍したいのであれば、

上記のようなことを意識して行動を起こす必要があると思います。

 

とりあえず、やってみないことには始まりません。

グループディスカッションを行うイベントはよくありますよね。

 

まずは参加してみる。

そうしてうまくできないことを体感する。

 

PDCAってやつを回すのが重要ですね。

 

そうした過程で質問力等も身についてくるのではないでしょうか。

 

言うは易く行うは難し。

しかれども行わずに身に付けるは極めて難し。

 

 

ただ、この記事を読んで、

足りないものばかりが指摘されがちだなあ、と感じました。

国際社会において日本人が相対的に秀でている部分もあるはずです。

 

これを認識すること、それも「自己認識」ですね。

 

今回はこの辺で。

ありがとうございました。

 

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塾生代表:エンドウ

とあるベンチャー企業に内定をいただき2018年11月に就活を終えた北海道在住の20卒大学院生。

塾長である古川氏の熱い想いに共鳴し、「熱狂する自律的キャリア選択」を世の就活生に説きたくなってしまった結果ブログを書くことに。

ただいま自己紹介考え中。

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